第19課 新約の安息日

1.イエスが地上におられた時、神のおきてを守られましたか。

「もしわたしのいましめを守るならば、あなたがたはわたしの愛のうちにおるのである。それはわたしがわたしの父のいましめを守ったので、その愛のうちにおるのと同じである。」ヨハネ15 : 10(注1)

 

2. イエスは7日目の安息日を守られましたか。

「それからお育ちになったナザレに行き、安息日にいつものように会堂にはいり、聖書を朗読しようとして立たれた。」ルカ4 : 16

「それから、イエスはガリラヤの町カペナウムに下って行かれた。そして安息日になると、人々をお教えになったが。」同4 : 31

「安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。」出エジプト20 : 8-11(注2)

 

3. イエスはすべての点において私たちの模範であられましたか。

「あなたがたは、実に、そうするようにと召されたのである。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、御足の跡を踏み従うようにと、模範を残されたのである。」ペテロ第一2 : 21

 

4. 神は私たちがイエスの模範にならうことを期待しておられますか。

「『彼におる』と言う者は、彼が歩かれたように、その人自身も歩くべきである。」ヨハネ第一2 : 6

 

5. 新約で安息日のことが述べられているとき、それは7日目を意味していますか。

「この人がピラトのところへ行って、イエスのからだの引取り方を願い出て、それを取りおろして亜麻布に包み、まだだれも葬ったことのない、岩を掘って造った墓に納めた。この日は準備の日であって、安息日が始まりかけていた。イエスと一緒にガリラヤからきた女たちは、あとについてきて、その墓を見、またイエスのからだが納められる様子を見とどけた。そして帰って、香料と香油とを用意した。それからおきてに従って安息日を休んだ。」ルカ23 : 52-56

「週の初めの日、夜明け前に、女たちは用意しておいた香料を携えて、墓に行った。」同24 : 1

「さて、すでに夕がたになったが、その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、アリマタヤのヨセフが大胆にもピラトの所へ行き、イエスのからだの引取りかたを願った。彼は地位の高い議員であって、彼自身、神の国を待ち望んでいる人であった。ピラトは、イエスがもはや死んでしまったのかと不審に思い、百卒長を呼んで、もう死んだのかと尋ねた。そして、百卒長から確かめた上、死体をヨセフに渡した。そこで、ヨセフは亜麻布を買い求め、イエスをとりおろして、その亜麻布に包み、岩を掘って造った墓に納め、墓の入口に石をころがしておいた。マグダラのマリヤとヨセフの母マリヤとは、イエスが納められた場所を見とどけた。」マルコ15 : 42-47

「さて、安息日が終ったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとが、行ってイエスに塗るために、香料を買い求めた。そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。」同16 : 1, 2

 

6. 十戒と新約の安息日は1週のどの日ですか。

それは週の最初の日のすぐ前の日です。

「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。」マタイ28 : 1

「さて、安息日が終ったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとが、行ってイエスに塗るために、香料を買い求めた。そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。」マルコ16 : 1, 2

カレンダーを使って説明して下さい。

7. イエスと交わっていた女たちは、どの日を守りましたか。

「イエスと一緒にガリラヤからきた女たちは、あとについてきて、その墓を見、またイエスのからだが納められる様子を見とどけた。そして帰って、香料と香油とを用意した。それからおきてに従って安息日を休んだ。」ルカ23 : 55, 56

 

8. 初代のキリスト教会は安息日を守りましたか。

使徒行伝13 : 14, 44のアンテオケの教会、同16 : 12, 13のピリピの教会、同17 : 1, 2, 4のテサロニケの教会、同18 : 1-4のコリントの教会に注意して下さい(注3)。

 

9. 上の引照聖句に、安息日の集会がいくつ記録されていますか。

合計84。

10. 新約に週の第1日を守れという戒めがありますか。第1日が記録されている聖句を全部読んでみましょう。

「さて、安息日が終って、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリヤとほかのマリヤとが、墓を見にきた。」マタイ28 : 1

「週の初めの日、夜明け前に、女たちは用意しておいた香料を携えて、墓に行った。」ルカ24 : 1

「そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。…〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。」マルコ16 : 2, 9

「さて、一週の初めの日に、朝早くまだ暗いうちに、マグダラのマリヤが墓に行くと、墓から石がとりのけてあるのを見た。…その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。」ヨハネ20 : 1, 19

「週の初めの日に、わたしたちがパンをさくために集まった時、パウロは翌日出発することにしていたので、しきりに人々と語り合い、夜中まで語りつづけた。」使徒行伝20 : 7

「一週の初めの日ごとに、あなたがたはそれぞれ、いくらでも収入に応じて手もとにたくわえておき、わたしが着いた時になって初めて集めることのないようにしなさい。」コリント第一16 : 2(注4)

 

11. 週の最初の日に持たれたただ一つの集会の記録は新約のどこにありますか。

「土曜日の夜トロアスで行われました(使徒行伝20 : 5-12)。聖書の時の数え方に従えば、週の第1日は日没から始まっています。だから土曜日の夜パウロが持った集会は、週の第1日の最初の部分、すなわち暗い時に持たれたものでした。」

12. 週のどの日が主の日ですか。

また彼らに言われた、『人の子は安息日の主である』ルカ6 : 5から11まで読んでください。

「ところが、わたしは、主の日に御霊に感じた。そして、わたしのうしろの方で、ラッパのような大きな声がするのを聞いた。」黙示録1 : 10

 

注釈

【注1】「十戒に含まれ預言者たちによって主張された道徳律をイエスは廃するようなことはなさらなかった。イエスがおいでになった目的は、このいましめのどの部分をも廃するためではなかった。…このおきての各部分は、時や場所を変化しやすいその他の環境に依存しているのではなくて、神の本質と人間の本質、また両者間の不変の関係に基をおくものとして、全人類と全時代に効力を発するものでなければならない」John Wessley,  Sermon on Several Occasions(2Vol. Ed.), sermon 25, “On the Sermon on the Mount, ”Vol.1, pp. 221, 222.

【注2】「安息日に関するキリストの言葉や態度について、いろいろな解釈がなされている。主がその言葉や行為によって、古いいましめの守るべき性質から解放されたと考えている人があるが、それはイエスの行為と教えを全く誤解したものである」G.Campbell Morgan, The Ten Commandments, p.50.

【注3】「キリスト教教会では、5世紀までユダヤ教の安息日が守られた」Lyman Coleman,  Ancient Christianity Exemplified,  p. 527.

【注4】「個々別々に考えてみても、総合的に考えてみても、これらの聖句は、以上の目的のために週の第1日が聖別されたことが使徒時代の制度であったこと、または使徒時代の習慣ですらあったことを立証するには不十分だと思われる」William Smith,  A Dictionaryof the Bible,  art“Lords Day.” 「しかし、これらの議論はある人々にとって満足できるものではない。そして新約には、週の初めの日に関するおきてがないということを告白しなければならない」Charles Buck,  A Theological Dictionary(corrected edition), Art.”Sabbath.”