第5課 キリストの再臨

第二次大戦のとき、フィリピン群島が日本軍に占領されていました。孤立している島民の耳に、ラジオを通して、「私は、また来る」と力強いマッカーサー将軍の声が伝えられました。「私は、また来る」絶望的に見えた包囲下にあった島民は、この将軍の約束を信じて耐え、忍び、そして待ソました。そしてその通りマッカーサー将軍は帰ってきたのでした。

1. 聖書は確実にイエスが再びおいでになると言っていますか。

「キリストもまた、多くの人の罪を負うために、一度だけご自身をささげられた後、彼を待ち望んでいる人々に、罪を負うためではなしに二度目に現れて、救を与えられるのである。」ヘブル9 : 28(注)

 

2. キリストは再び来られることを約束されましたか。

「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである。」ヨハネ14 : 1-3

 

3. キリストはこの世を去られましたか。

「テオピロよ、わたしは先に第一巻を著わして、イエスが行い、また教えはじめてから、お選びになった使徒たちに、聖霊によって命じたのち、天に上げられた日までのことを、ことごとくしるした。」使徒行伝1 : 1, 2

どこへ行かれましたか。

「ところが、キリストは、ほんとうのものの模型にすぎない、手で造った聖所にはいらないで、上なる天にはいり、今やわたしたちのために神のみまえに出て下さったのである。」ヘブル9 : 24

それはいつのことでしたか。

「イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。」使徒行伝1 : 3

どのようにして行かれましたか。

「こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。」使徒行伝1 : 9

 

4. イエスは葬られた時と同じ体で昇天されましたか。

イエスは彼らに答えて言われた、『この神殿をこわしたら、わたしは三日のうちに、それを起すであろう』。そこで、ユダヤ人たちは言った、『この神殿を建てるのには、四十六年もかかっています。それだのに、あなたは三日のうちに、それを建てるのですか』イエスは自分のからだである神殿のことを言われたのである。」ヨハネ2 : 19-21

「こう話していると、イエスが彼らの中にお立ちになった。〔そして「やすかれ」と言われた。〕…彼らが焼いた魚の一きれをさしあげ」…それから、イエスは彼らをベタニヤの近くまで連れて行き、手をあげて彼らを祝福された。…祝福しておられるうちに、彼らを離れて、〔天にあげられた。〕」ルカ24 : 36, 42, 43, 50, 51

 

5. この同じイエスが来られるのですか。

「こう言い終ると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて言った、『ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう』。」使徒行伝1 : 9-11

 

6. イエスは何故もう一度来られるのですか。

「そして、行って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである。」ヨハネ14 : 3

「兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。わたしたちは主の言葉によって言うが、生きながらえて主の来臨の時まで残るわたしたちが、眠った人々より先になることは、決してないであろう。すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。だから、あなたがたは、これらの言葉をもって互に慰め合いなさい。」テサロニケ第一4 : 13-18

「人の子は父の栄光のうちに、御使たちを従えて来るが、その時には、実際のおこないに応じて、それぞれに報いるであろう。」マタイ16 : 27

 

7. その時は、どのようなご様子でしょうか。

「また見ていると、見よ、白い雲があって、その雲の上に人の子のような者が座しており、頭には金の冠をいただき、手には鋭いかまを持っていた。」黙示録14 : 14

 

8. どれほどの人々が彼を見るのでしょうか。

「見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。」黙示録1 : 7

 

9. キリスト再臨の様子は、どのようなものでしょうか。

「ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。そのとき、人の子のしるしが天に現れるであろう。…またそのとき、地のすべての民族は嘆き、そして力と大いなる栄光とをもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。また、彼は大いなるラッパの音と共に御使たちをつかわして、天のはてからはてに至るまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。」マタイ24 : 27, 30, 31

「人の子が栄光の中にすべての御使たちを従えて来るとき、彼はその栄光の座につくであろう。」同25 : 31(詩篇50 : 3参照)

 

10. 天使の数はどれほどでしょうか。

「さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとのまわりに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって。」黙示録5 : 11

 

11. キリストの再臨は、悪人にどんな影響を与えますか。

「地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。そして、山と岩とにむかって言った、『さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか』。」黙示録6 : 15-17

 

12. 善人の態度はどうでしょうか。

「その日、人は言う、『見よ、これはわれわれの神である。わたしたちは彼を待ち望んだ。彼はわたしたちを救われる。これは主である。わたしたちは彼を待ち望んだ。わたしたちはその救を喜び楽しもう』と。」イザヤ25 : 9

「そこで、子たちよ。キリストのうちにとどまっていなさい。それは、彼が現れる時に、確信を持ち、その来臨に際して、みまえに恥じいることがないためである。」ヨハネ第一2 : 28

 

13. 私たちはキリストを平和のうちにお迎えするために、どのような準備をしなければならないでしょうか。

「あなたがたが放縦や、泥酔や、世の煩いのために心が鈍っているうちに、思いがけないとき、その日がわなのようにあなたがたを捕えることがないように、よく注意していなさい。その日は地の全面に住むすべての人に臨むのであるから。これらの起ろうとしているすべての事からのがれて、人の子の前に立つことができるように、絶えず目をさまして祈っていなさい。」ルカ21 : 34-36

「愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。彼が現れる時、わたしたちは、自分たちが彼に似るものとなることを知っている。そのまことの御姿を見るからである。彼についてこの望みをいだいている者は皆、彼がきよくあられるように、自らをきよくする。」ヨハネ第一3 : 2, 3

【注】キリストの再臨は、新約に380回述べられています。平均すれば、25節に1回言及されていることになります。