第7課  罪悪の起源

いつ、どこで罪悪が起こったのでしょうか。今日の罪悪の起源を探ってみましょう。愛の神はどうしてそのことをおゆるしになるのでしょうか。

 

1.完全に造られた世界に、悲劇が入ってきたことが創世記3章に記されています。

創世記3 : 1-7まで読んでみましょう。

人間を堕落させた「へび」とは誰ですか。

「さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。」黙示録12 : 7-9

 

2.この悪魔とかサタンと呼ばれたものは、最初はどんな地位にあったのですか。

「わたしはあなたを油そそがれた守護のケルブと一緒に置いた。あなたは神の聖なる山にいて、火の石の間を歩いた。」エゼキエル28 : 14

◎ この章はツロの君についての描写ですが、注意深く読むと「神の園エデン」「神の聖なる山」における「守護のケルブ」、すなわち、天使の描写でもあることが分かります。神のみ座で仕えていた天使でした。罪を犯す前は、完全でした。「あなたは造られた日から、あなたの中に悪が見いだされた日まではそのおこないが完全であった」同28 : 15。

3.どうして悪魔、サタンとなったのですか。

「さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使たちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。」黙示録12 : 7-9

◎ 神に反逆したため、神の律法、ご品性に挑戦した結果、地に投げ落とされたのです。(黙示録12章参照)

4. 人類をだますために、サタンは何を媒介として用いましたか。

「さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、『園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか』。女はへびに言った、『わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました』。へびは女に言った、『あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです』。女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。」創世記3 : 1-7

 

5. アダムが罪を犯した結果はどれほどの人類に及びましたか。

「このようなわけで、ひとりの人によって、罪がこの世にはいり、また罪によって死がはいってきたように、こうして、すべての人が罪を犯したので、死が全人類にはいり込んだのである。」ローマ5 : 12(ローマ3 : 23;コリント第一15 : 22参照)

 

6.罪とは何ですか。

「すべて罪を犯す者は、不法を行う者である。罪は不法である。」ヨハネ第一3 : 4

「違反」(欽定訳)。(ローマ4 : 15参照)

7.なぜ、神はこの世界に罪と悲惨が入り込まないように、悪魔を滅ぼさなかったのですか。

「愛さない者は、神を知らない。神は愛である。」ヨハネ第一4 : 8

◎ 神の政府は、愛にもとずいています。神がすぐサタンを滅ぼしたら、天の住民は恐れをもって神に仕えたことでしょう。自由意志を持つ者はサタンの反逆の正体を知る時間が必要です。ヘブル2 : 14;ヨハネ第一3 : 8参照。キリストの生涯と死は、サタンの正体、罪の結果を暴露するはずでした。正しい方法で、正しい時に神は全宇宙の同意のもとにサタンと罪を滅ぼします。

8.神はサタンを滅ぼされますか。

「このように、子たちは血と肉とに共にあずかっているので、イエスもまた同様に、それらをそなえておられる。それは、死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、」ヘブル2 : 14

 

9. 私たちはサタンに勝利することができますか。

「最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。」エペソ6 : 10, 11

エペソ6 : 12-18を読んでください。勝利する秘訣が書かれています。

「そういうわけだから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。」ヤコブ4 : 7

「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。」ピリピ4 : 13

 

10.サタンを滅ぼす計画がいつアダムに告げられましたか。

「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう。」創世記3 : 15(ペテロ第一1 : 18-20参照)

 

11.女のすえとは誰のことですか。

「しかし、時の満ちるに及んで、神は御子を女から生れさせ、律法の下に生れさせて、おつかわしになった。それは、律法の下にある者をあがない出すため、わたしたちに子たる身分を授けるためであった。」ガラテヤ4 : 4, 5(ヘブル2 : 17参照)

 

12.キリストはどんな性質をマリヤから受けとって生まれましたか。

「このように、子たちは血と肉とに共にあずかっているので、イエスもまた同様に、それらをそなえておられる。それは、死の力を持つ者、すなわち悪魔を、ご自分の死によって滅ぼし、」ヘブル2 : 14

 

13.キリストは人間の性質をとられてどのように勝利なさいましたか。

「キリスト・イエスにあっていだいているのと同じ思いを、あなたがたの間でも互に生かしなさい。キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。」ピリピ2 : 5-7

 

14.人間となられて誘惑に勝利されたイエスは、私たちに十分な助けを与えるどんな保証を与えておいでになりますか。

「そこで、イエスは、神のみまえにあわれみ深い忠実な大祭司となって、民の罪をあがなうために、あらゆる点において兄弟たちと同じようにならねばならなかった。主ご自身、試錬を受けて苦しまれたからこそ、試練の中にある者たちを助けることができるのである。」ヘブル2 : 17, 18

◎キリストは失われた者を探し救うためにこられました(ルカ19 : 10)。神のみかたちを回復するために来られました。(マタイ5 : 48;ペテロ第二1 : 2-8参照)